ボリューム シャドウ コピー サービス エラー: IVssWriterCallback インターフェイスを照会中に予期しないエラーが発生しました。hr = 0x80070005, .....

説明

Volume Shadow Copy サービスが無効化されていないことを確認する

---



ボリュームシャドーコピーサービスでエラーで出る場合は以下の事項を確認してください。以下はWindows 10の場合です。
ボリュームコピー、スナップショット関連の機能に関するイベントです。警告やエラーが表示される場合にはこの機能に問題が発生している可能性があります。




必要なサービス


必要なサービスが無効化されていないことを確認します。無効化されている場合は起動できません。

・Volume Shadow Copy サービス
・Microsoft Software Shadow Copy Provider サービス

それぞれ以下コマンドで確認することが可能です。

以下のコマンドで"START_TYPE: 3 DEMAND_START"であることを確認します。


c:\>sc qc VSS 

[SC] QueryServiceConfig SUCCESS



SERVICE_NAME: VSS

        TYPE               : 10  WIN32_OWN_PROCESS 

        START_TYPE         : 3   DEMAND_START

        ERROR_CONTROL      : 1   NORMAL

        BINARY_PATH_NAME   : C:\WINDOWS\system32\vssvc.exe

        LOAD_ORDER_GROUP   : 

        TAG                : 0

        DISPLAY_NAME       : Volume Shadow Copy

        DEPENDENCIES       : RPCSS

        SERVICE_START_NAME : LocalSystem





c:\>sc qc swprv 

[SC] QueryServiceConfig SUCCESS



SERVICE_NAME: swprv

        TYPE               : 10  WIN32_OWN_PROCESS 

        START_TYPE         : 3   DEMAND_START

        ERROR_CONTROL      : 1   NORMAL

        BINARY_PATH_NAME   : C:\WINDOWS\System32\svchost.exe -k swprv

        LOAD_ORDER_GROUP   : 

        TAG                : 0

        DISPLAY_NAME       : Microsoft Software Shadow Copy Provider

        DEPENDENCIES       : RPCSS

        SERVICE_START_NAME : LocalSystem




また"Volume Shadow Copy サービス","Microsoft Software Shadow Copy Provider サービス"が起動するためには
"Remote Procedure Call (RPC)"サービスが開始されている必要があります。
このサービスは通常は無効化、手動化できません。何らかの理由で停止していないか確認します。



C:\>net start   | findstr -i /c:"Remote Procedure Call (RPC)"

   Remote Procedure Call (RPC)





システム破損


システムが破損している可能性があります。以下コマンドで確認、修復します。


C:\>sfc /scannow



上記コマンドでエラーが発生した場合は以下コマンドで修復を試みます。


C:\>dism /online /cleanup-image /restorehealth






復元ポイント


以下は復元ポイント作成時にエラーが発生する場合に確認してください。
復元を作成するには上記のサービスが必要ですが、それ以外にも機能が有効化されている必要があります。
コントロールパネルでこの機能を有効化してください。あるいはコマンドで有効化することも可能です。

Cドライブのシステム保護を有効化するには以下のコマンドを実行します。


C:\> powershell Enable-ComputerRestore -Drive C:\



Cドライブのシステム保護を無効化するには以下のコマンドを実行します。


C:\> powershell Disable-ComputerRestore -Drive C:\






空き容量を確認する


復元ポイント用のディスクの空きエリアが少ない可能性もあります。
不足している場合は"volsnap , ID 36"のエラーが発生する可能性があります。

ファイル名を指定して実行から"control sysdm.cpl"を実行します。その後"システムの保護"タブから[構成]を選択しディスク容量を設定します。



C:\>vssadmin List ShadowStorage

vssadmin 1.1 - ボリューム シャドウ コピー サービス管理コマンド ライン ツール

(C) Copyright 2001-2013 Microsoft Corp.



シャドウ コピーの記憶域関連付け

   ボリューム: (C:)\\?\Volume{********-****-****-****-************}\

   シャドウ コピーの記憶域ボリューム: (C:)\\?\Volume{********-****-****-****-************}\

   シャドウ コピーの記憶域の使用領域: 0 バイト (0%)

   シャドウ コピーの記憶域の割り当て領域: 0 バイト (0%)

   シャドウ コピーの記憶域の最大領域: 5.94 GB (10%)



シャドウ コピーの記憶域関連付け

   ボリューム: (E:)\\?\Volume{********-****-****-****-************}\

   シャドウ コピーの記憶域ボリューム: (E:)\\?\Volume{********-****-****-****-************}\

   シャドウ コピーの記憶域の使用領域: 0 バイト (0%)

   シャドウ コピーの記憶域の割り当て領域: 0 バイト (0%)

   シャドウ コピーの記憶域の最大領域: 8.96 GB (30%)





---

Post Comment